落語の演目

湯屋番ゆやばん

滑稽噺若旦那大工商売

棟梁の家に居候する若旦那が銭湯の奉公先で番台に座り、女客を巡る空想にふける一幕を描いた滑稽噺。

あらすじ

棟梁の家に居候をしていた若旦那は、紹介状を持って銭湯へ奉公に出ることになる。最初に任された仕事は木くず集めや煙突掃除だったが、若旦那はそうした力仕事は気が進まないと言って嫌がり、代わりに番台に座らせてほしいとしつこく頼み込む。

昼飯を食べに行く店の者から留守番を頼まれて番台に上がると、その日は女湯に客がおらず、男湯ばかりが混み合っている。手持ち無沙汰の若旦那は、いずれ女湯に来た客に見初められる場面を思い描き、やがてその女の家に招かれてご馳走になり、夕立で雷が鳴って女が気を失うのを介抱して助け出す、という空想を一人芝居のように演じ始める。

空想に浸って一人で台詞を口にしていたところを、客の一人に見とがめられて叱られてしまう。下駄がなくなったと怒る客に、若旦那はほかの誰かの下駄を履いて帰るよう勧め、順に履かせていけば最後の客は裸足で帰ることになると悪びれずに答える。

客に「俺が履いて行ったら大変だろう」と聞かれた若旦那は「順々に履かせていって、一番しまいは裸足で帰します」と悪びれずに答える。

演じ方の違い

同じ演目でも、演者によって細部が変わります。分かっている違いを並べています。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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