夢屋ゆめや
別題: 夢分限
望みの夢を見せる商売で、金持ちになる夢を買う話。
あらすじ
金持ちになりたいと願っている男が、望みどおりの夢を見せてくれるという商売に出くわしました。前金を払い、金持ちになる夢を見せてもらうことにします。
しばらく眠ると、庭の大きな松の根もとから金貨や銀貨が次から次へとあふれ出てきて、家じゅうがあっという間に金だらけになりました。
そこへ孤児院の者が寄付を求めてやって来ましたが、男はすげなく断ります。続けて義勇艦隊や救老院からも寄付を頼まれましたが、これも同じように断ってしまいました。
そこで男は目を覚まします。夢だったと気づいた男はこう言いました。「なんだ夢か。夢なら少し慈善をしておきゃよかった」
成立と背景
欲張りな人物の心理を描いた小咄で、「夢分限」の改作とされています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

