落語の演目

紫檀楼古木しだんろうふるき

滑稽噺冬の噺俳句と和歌名前職人

羅宇屋の男が客先での陰口をきっかけに和歌をやり取りし、その正体が明らかになっていく噺。

あらすじ

あるお屋敷にキセルの羅宇を取り替える商売の男が呼ばれ、ご新造のキセルの汚れを落とした。仕上げに吸い口を確かめて軽く吸ったところ、それを見ていた女中が「汚い年寄りが吸い口をくわえた」とご新造に告げ口をし、吸うのをやめさせてしまう。

陰口を耳にした男はその場で筆を執り、自分を古い武家の子孫にたとえて詠んだ歌を女中に渡した。ご新造はその出来に感心し、男が背負っている道具にちなんだ歌を返す。男はさらに自分の腕前を誇る歌を詠み添え、最後に自分の名を書き記した。

署名を見たご新造は、男が名の知れた狂歌の作り手だと気づいて、先ほどの無礼を深く詫びる。ちょうど肌寒くなってきた時期でもあったので、風邪をひかないようにと黒い羽織を用意し、女中に持たせて男のもとへ届けさせようとする。

男は品物は受け取らないと固辞し、いつもの売り声をもじって「羽織やあ、着てるウ」と言って立ち去る。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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