落語の演目

三十石さんじっこく

滑稽噺旅噺化け物なぞなぞ京都

船宿から乗り合い船に乗った二人連れが、居合わせた客たちとのやり取りや化け物の話で旅を楽しむ噺。

あらすじ

旅の二人連れが船に乗るため宿場の船宿にやって来る。番頭に呼び止められて世話になることにし、宿帳に名を書く段になると古今の有名な名前をふざけて名乗り、宿の者をからかいながら大勢の客と一緒に部屋で船を待つ。

ようやく船が出ると、船頭が女の客を一人乗せると言うので二人は期待するが、乗ってきたのはたいそう年をとった女であった。船頭の唄う舟歌を合図に船が進み、川沿いの店の子どもに使いを頼まれたり、客同士でなぞなぞをして遊んだり、物売りの舟と言い合いになったりと、にぎやかな道中が続く。

そのうち、首のない客が一人乗っていることに気づく。よく見ると、実は首が長く伸びる化け物で、腹が減ったので土手のうどん屋まで首を伸ばして食べてきたのだと言う。それを聞いた客の一人が、普通なら舌と喉の短い長さでしか味わえないものを、首を伸ばした分だけ長く味わえてうらやましいと言う。

うらやましがられた化け物が「二ついいことはおまへんわ」と、薬が効くまで長くかかるとぼやく。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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