落語の演目

睨み返しにらみがえし

滑稽噺冬の噺長屋借金掛け取り

大晦日に借金取りを追い返す腕を持つ男を雇った長屋の夫婦が、その後の頼み事に驚く滑稽噺。

あらすじ

大晦日になっても金の都合がつかない熊五郎が長屋の家に戻ると、女房から掛け取りへの言い訳をどうするつもりなのかと問い詰められる。そこへ、今日何度も催促に訪れている薪屋がやって来て、払えないと開き直る熊五郎と言い合いになってしまう。

薪屋を何とか追い返したものの、他にも掛け取りが来るはずで困っていると、借金取りを追い返すことを商いにしている男が現れたので頼むことにする。男は夫婦を押入れに隠し、自分は玄関近くに座って煙草をふかしながら、掛け取りが来るたびに目をむいて睨みつける。何を言われても睨み返すばかりなので、米屋も酒屋も怖がって逃げ帰ってしまう。

約束していた時間になり、男が帰り支度を始めると、熊五郎はもう少しだけここにいてほしいと頼み込む。しかし男はそれには応じられない様子で、玄関先で身支度を整え始める。夫婦は掛け取りをやり過ごせたことにひとまず安堵しながらも、男の返事を待つ。

男は「これから家へ帰って、自分のやつをにらみます」と言って帰っていく。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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