落語の演目

泣き塩なきしお

滑稽噺武士知ったかぶり手紙商売

文字が読めない武士が知ったかぶりをして、通りすがりの人々を巻き込んでしまう滑稽噺。

あらすじ

往来で娘が武士を呼び止め、手紙を読んでほしいと頼み込む。親が病気で心配していると聞いた武士は、手紙にちらりと目をやると「悔しい、無念だ、あきらめろ」とだけ短く答え、それを聞いた娘はわっと泣き出してしまう。

すると通りかかった焼き塩売りの老人までもが、つられるようにして一緒に泣き出してしまう。そこへ現れた別の男が代わりに手紙を読んでみると、実は母親の病気はすでに治り、近く祝言をあげることになったので早く国へ帰るようにという内容だった。

武士は幼い頃から学問嫌いで読み書きを覚えなかったため、手紙が読めないことをごまかそうと「悔しい、無念だ」と答えていたのだと分かる。焼き塩売りの老人にも泣いていた理由を尋ねると、自分の商売にかけた地口だと答える。

焼き塩売りが泣いていた理由を聞かれ、「泣き(焼き)塩」と自分の商売にかけて答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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