落語の演目

水屋の富みずやのとみ

滑稽噺長屋富くじ泥棒

富くじで大金を当てた水屋が縁の下に隠した金を心配し続けたあげく、盗まれたことでかえって安堵する滑稽噺。

あらすじ

水屋が千両の富くじに当たったが、大金の隠し場所に悩んだ末、畳と根太板をはがして縁の下に金を吊るしておくことにする。朝の仕事に出る前と、商いから帰った後に長い竿で縁の下を探り、金が無事かどうかを確かめるのを日課にした。

眠れば盗人に襲われる夢を見るほど金が気になり、水屋は落ち着いて眠ることもできず、何度も竿で縁の下を確かめてばかりいた。向かいに住む遊び人はその様子を怪しみ、水屋が商いに出た隙に金を見つけて持ち去ってしまう。

帰って来た水屋がいつものように竿で確かめても手ごたえがなく、畳と根太板をはがすと金がすっかり消えている。「誰かに盗まれた」と気づいた水屋は「これで苦労がなくなった」と胸をなでおろす。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ