落語の演目

そば清そばせい

滑稽噺長屋春の噺そば・うどん賭け

大食いで知られるそば清が五十枚のそばの賭けに挑み、旅先で見た草を試したことで思わぬ結末を迎える滑稽噺。

あらすじ

町内のそば屋でそばを十枚たいらげて帰っていく男の姿を見かけた若い衆たちが、次にその男が来たときには賭けを持ちかけようと決める。実際に二十枚の賭けをしてみると、男はいとも簡単に食べきってしまい、そばの大食いの賭けだけで家を三軒建てたことのある、そば清という男だと分かる。

若い衆はさらに五十枚の賭けを持ちかけるが、そば清はそこまでの数を食べたことがないので、しばらく待ってもらうことにする。信州へ出かけた折、大きな蛇が猟師を丸ごと呑み込み、近くに生えていた赤い草の葉をなめると腹のふくらみが小さくなるのを見て、食べたものを溶かす草だと思い込み、持ち帰る。

五十枚の賭けに臨む当日、あと数枚というところまで来たとき、さすがに腹がいっぱいになってきたので、そば清は縁側に出て持ち帰っていた例の葉をなめることにする。ところがしばらくして静かになったので、心配になった若い衆が様子を見に行く。

そこには清兵衛の姿はなく、そばが羽織を着て座っていた。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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