落語の演目

夏の医者なつのいしゃ

滑稽噺夏の噺病気

巨大な蛇に呑まれた医者親子が下剤で脱出する、のどかな田舎を舞台にした夏の滑稽噺。

あらすじ

病に倒れた父親のために、息子は薬籠を持った隣村の医者を伴って呼びに出る。近道になる山越えの道を選んで進んでいくと、夏の暑い盛りだけに頂上に着くころにはすっかり汗だくになってしまい、二人はそこで一息つくことにする。

休んでいると突然目の前が真っ暗になり、どうやら大きな蛇に丸呑みにされてしまったらしいと気づく。このままでは体が溶けてしまうと悟った医者は、薬籠に入れていた下剤を蛇の腹の中にまき散らす。苦しみだした大蛇は、やがて二人を尻の穴から外へ吐き出してしまう。

家に逃げ帰ると、父親の病は野菜の食べ過ぎによる食あたりだと判明する。薬を調合しようとした医者は、薬籠を蛇の腹の中に置き忘れてきたことに気づき、山へ引き返してぐったりした蛇にもう一度呑み込んでほしいと頼む。

疲れきった大蛇が「もういやだ。夏の医者は腹へさわる」と断る。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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