意地くらべいじくらべ
別題: 強情
金を借りようとした八五郎が旦那と隠居の間で意地の張り合いに巻き込まれるうち、道での意地くらべも重なる話。
あらすじ
金を貸してほしい八五郎が、承知の返事だけでもと旦那のもとを訪れる。事情を尋ねると、別の隠居から無利息無証文で用立ててもらった恩に報いようと期限までに返そうとしているが、当日になっても返すあてがなく、旦那に借りに来たのだと明かす。
旦那から借りた金を持って隠居のところへ返しに行くと、まだ約束の期限ではないと受け取りを断られる。旦那のところへ戻って事情を話すと、今度は二カ月待つと言った以上受け取れないと言われ、八五郎はまた隠居のもとへ向かう。
隠居は明日が期限なのでそれまでは受け取れないと言い張り、八五郎は明日の昼までここを動かないと言い出す。そこですき焼きでもてなそうとするが、八五郎は肉が苦手で、隠居は無理にでも食べさせたいと息子に買いに行かせる。
息子がなかなか戻らないので様子を見に行くと、道で見知らぬ男と向かい合ったまま動かずにいる。互いに道を譲らない意地の張り合いをしているうちに、隠居も加わって、その場から離れられなくなってしまう。
息子に道を譲るよう言おうとした隠居が、息子から先に動いたら自分の負けになると言われ、「その間、代わりに俺が立っててやる」と言って自分も動けなくなるところで終わる。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

