地口合わせじぐちあわせ
別題: 地口
隠居と八五郎が、料理の名を人に置き換えて地口を並べる話。
あらすじ
八五郎が隠居のところへ行って俳句の話をしたあと、隠居はこういうことは狂歌や都々逸、語呂合わせから稽古したほうがいいと言い、地口を教え始めます。
地口とは、よく知られた言葉や物語の一部を、発音の似た別の言葉に置き換えて作る言葉遊びです。隠居は、有名な昔話「舌切りスズメ」をもじった「板切りスルメ」など、いくつもの例を挙げてみせました。
隠居はさらに、こうした置き換えをいくつもつなげ、芝居の名場面の台詞をまるごと地口に仕立てた長い一節を、調子よく続けて読み上げてみせます。
聞いていた八五郎はあきれて言いました。「大変に長いね。なんだいそれは」
成立と背景
もとは「雑俳」という演目に続けて演じられていましたが、今日ではこうした地口も通じにくくなり、演じ手がいなくなっています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

