落語の演目

胴乱の幸助どうらんのこうすけ

滑稽噺京都喧嘩義太夫心中

喧嘩の仲裁が趣味の男が、浄瑠璃の一場面を本物の夫婦げんかと思い込み、京都まで出向いてしまう滑稽噺。

あらすじ

いつも腰に胴乱をさげて歩く炭屋の主人は、喧嘩の仲裁をするのが何よりの道楽で、喧嘩を見つけるたびに当事者を近所の飲み屋へ連れて行き、飲み食いをさせながら仲直りをさせている。それを知っているある男は、友人とわざと喧嘩をよそおい、まんまとただでご馳走にありついてしまう。

ある日、喧嘩をおさめて上機嫌で歩いていると、稽古屋から浄瑠璃の一場面が聞こえてくる。継母が息子の嫁をいびる場面の稽古中だったが、浄瑠璃を知らない主人公はそれを本物の嫁いびりと思い込み、稽古屋に飛び込んでしまう。

話を聞いた稽古屋の者に、これは京都を舞台にした話だと教えられると、主人公はその嫁いびりを仲裁しに京都まで出向くと言い出し、船に乗って現地へ向かう。舞台とされる店を探し当てるが、実際には嫁いびりは起きていない。

店の者に尋ねると、その夫婦はすでに二人で命を絶ってしまっており、これは物語の中だけの出来事だと知らされる。すっかり勘違いをしていたことに気づいた主人公は、がっかりしながら「それなら船ではなく別の乗り物で来ればよかった」と悔やんでみせる。

勘違いに気づいた主人公が「しまった。それなら汽車で来たらよかった」と悔やむ。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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