落語の演目

三人旅さんにんたび

滑稽噺旅噺知ったかぶり銭勘定東海道箱根

上方見物に出かけた三人連れの旅人が、宿場ごとに馬や宿の者、道連れの女たちと繰り広げるやり取りを描く旅噺。

あらすじ

義理で入っていた無尽が当たった三人が、当たった金の使い道を相談し、そろって上方見物の旅に出ることにする。ある宿場で日が暮れたので宿を取ることにすると、一人が去年立ち寄った宿に義理があると言い出し、そこに泊まることにする。

その義理とは、去年泊まった際に女に朝まで通う約束をしたのに酔って寝過ごしてしまい、目が覚めてから廊下を這って行ったという話であった。翌日、山道にさしかかり馬を頼むことになるが、馬子の言う値を分からぬまま知ったふりで受け答えをするうちに、結局言い値のまま乗ることになってしまう。

馬に乗る段になると、乗り方が分からず梯子を掛けろと言ったり、後ろ向きに乗って首がないと騒いだりする。連れの一人は足の長さがそろわない馬に当たってしまい、揺れに難儀しながら遅れて進むことになる。ようやく宿場に着くが、三人とも字が読めないため目当ての宿の場所が分からず、道行く人に大声で尋ねながら歩き回る。

その晩、三人は女と遊ぶことにするが、土地の女は二人しかいないと言われ、残る一人には年老いた女があてがわれる。翌朝、その連れは色事どころか一晩中世話を焼かされたとこぼす。他の二人が女たちへの礼にと油代を渡すのを見て、渡された連れは老いた女に皮肉まじりに小遣いを渡す。

髪の油代のつもりで小遣いを渡した男が、髪の毛がないのだから代わりに灯明でも上げてくれと言う。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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