お釣りの間男おつりのまおとこ
別題: 二分つり、七両二分
間男の示談金をせしめようとした与太郎が、逆に釣り銭を求められる話。
あらすじ
おまえの女房は留守中に間男をしているぞ、出刃包丁を持って不意に飛び込み、殺すぞと脅せばいい、殺されるのがいやなら間男の相場は七両二分だから耳をそろえて出せと言えば必ず出す、とけしかけられた与太郎がいました。
出刃を持って家へ帰ると、案の定、女房は粋な男と差し向かいです。与太郎は、間男を見つけた、四つにするも八つにするもこちらの了見だ、殺されるのがいやなら七両二分よこせと迫りました。
男は、金ならここにあるから持って行けと言います。与太郎は喜んで数え始め、一枚、二枚と数えて八枚になりました。
金をやったからこの女は連れて行くと言われ、与太郎が待ったをかけます。何か言い分があるのかと聞かれて、「八両だから二分のお釣りが出ます」。
成立と背景
三代目三遊亭円遊が得意にしました。上方では「七両二分」といいます。原話は寛政八年に江戸で出た『喜美談語』の「七両二分」です。
この演目を調べる・聴く
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- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

