落語の演目

蒟蒻問答こんにゃくもんどう

滑稽噺和尚商人知ったかぶり江戸の小噺が原話

経も読めないまま和尚になりすました男の代わりに、こんにゃく屋の主人が問答の相手を務め、とんちんかんな身振りが誤解を呼ぶ。

あらすじ

こんにゃく屋を営む知人のもとで厄介になっていた男が、いつまでも遊んでいられないと考え、空いていた寺の和尚になりすますことにする。ところが経を読める訳でもなく、日がな一日、寺男を相手に酒ばかり飲んで過ごしていた。

そんなある日、諸国を行脚する修行僧が寺を訪ね、問答を申し込んでくる。経も知識もない男に太刀打ちできるはずがなく、夜逃げまで考えていたところに、こんにゃく屋を営む知人がやって来て、自分が和尚になりすまして相手をしてやろうと申し出る。

翌日やって来た修行僧は無言のまま両手で丸を作って前に突き出す。こんにゃく屋の主人がそれを見て両手で大きな丸を頭の上にかざすと、修行僧は平伏する。続けて開いた両手を出されると、主人は片手だけを広げて返し、修行僧はその身振りを深遠な教えの受け答えだと勝手に解釈して、恐れ入りながら寺を去っていく。

事情を尋ねられたこんにゃく屋の主人は、正体を明かした修行僧が実はこんにゃくの値切り交渉をしていただけだったと分かり、「馬鹿にしやがって、アカンベーをしてやった」と話す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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