神信心かみしんじん
別題: かわらけ
願かけの霊験が現れたと喜んだ母親が、正体を知って落胆する話。
あらすじ
ある大家の娘は器量は申し分ないのですが、大事なところに毛がありませんでした。母親がたいそう気にして、神に願をかけます。
三七二十一日の満願の日、参拝を済ませて帰ってくると、夏のことで娘は奥の座敷で前をはだけて昼寝の最中でした。
なんという娘だろうと思ってひょいと見ると、そのあたりが真っ黒です。ありがたい、神様の御利益が現れたと言って柏手を打って拝みました。
ところが毛だと思っていたのは蠅で、みな飛び去ってしまいます。母親はがっかりして、「ああ、百日の説法手一つ」。
成立と背景
娘が一つ放って蠅が飛び去り、百日の説法屁一つと落とす演じ方もあります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

