無精床ぶしょうどこ
無精で口の悪い親方が営む床屋に入った客が、頭を任された新米の小僧の手元が狂って、思わぬけがをしてしまう。
あらすじ
無精で口の悪い親方がやっている床屋に、客が飛び込んで来る。「元結ぐらい自分で切れ」「桶の水で自分の頭を湿せ」などと言いつけられるので、そのとおりにしようと桶の中をのぞくと、水はすっかり腐っていてボウフラが涌いていた。
言われたとおり支度を終えて頭を任せようとすると、親方は新米の小僧を呼んで代わりにやらせる。小僧が剃刀をあてると痛くてたまらず、客が親方に訴えると、その剃刀は下駄の歯を削った古いものだったことが分かる。
親方が正しい剃刀の当て方を客に見せている間、小僧はよそ見ばかりしている。それを叱ろうとした親方の手が小僧まで届かず、代わりに客の頭を叩いてしまう。ところがその拍子に剃刀まで一緒に当たってしまい、客の頭を切ってしまう。
頭を切られたと訴える客に、親方は「安心しろ。縫うほどじゃないから」と答える。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

