嫁の力よめのちから
道具自慢の親子が競い合い、女たちの加勢で勝負がつくバレ噺。
あらすじ
親子そろって、互いに道具自慢をする者たちがいました。息子が「おとっつぁんも年だから、もういまじゃおいらにかなうめえ」と言うと、父親は「何をいいやがる、まだおめえなんぞに負けねえよ」と言い返し、勝負をすることになります。
ドビンを一物にぶらさげたまま、二階まで上がるという競争です。息子の嫁と母親が二階から見物することになりました。
三、四段のぼったところで息子の勢いがなくなり、ドビンが落ちそうになります。
心配した嫁が「しっかりおしよ。これをごらんよ」と前をまくって見せると、たちまち息子の勢いが戻りました。
負けじと母親も前をまくって見せると、こんどは父親のほうが、ドビンをガラガラガチャーンと落としてしまいました。
成立と背景
もとは、嫁の助けで息子が勢いづいて勝ったという結び方でしたが、締めくくりとして弱いという理由から、ドビンの落ちる音で終える今の形に直されました。
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- 国立国会図書館サーチ
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- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

