突き通しつきとおし
女房の代わりに床に入った仲人が、思わぬ目に遭うバレ噺。
あらすじ
ある商家の主人は、女房をいつもの普通のやり方で相手にするのに飽きてしまい、しだいにうしろから攻める方法をとるようになりました。
女房は困り果て、かつて二人の仲人を務めた人に相談を持ちかけます。仲人は仕方なく、女房の代わりに布団の中へ入ることになりました。
そんな事情を知らない主人は、いつものように女房の床に入りましたが、なんとなく様子がいつもと違います。前へ手を回してみると、仲人の一物に触れてしまいました。
主人はこう言いました。「しまった。今夜は突き通した」
成立と背景
「突き抜けた」という文句でサゲることもあります。仲人ではなく下男の権助が身代わりになる型も伝わっていますが、女房がこうした事情を権助に話すのは不自然だとされています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

