天狗の鼻てんぐのはな
廓をのぞいた天狗が落ちて鼻を刺し、花魁に抜いてもらう話。
あらすじ
ある女郎屋で、花魁たちが夕方の湯上がりにそろって化粧をしていたところ、その様子を空から天狗がこっそりのぞき見ていました。
あでやかな光景につい見とれて術を忘れてしまい、天狗は庭へドシーンと落ちてしまいます。その拍子に長い鼻が地面に突き刺さり、もがいても抜けません。
若い衆が気の毒がって手を貸しましたが、うまく抜けませんでした。そこへひとりの花魁が出てきて、懐から桜紙を取り出し、天狗の鼻にあてがいます。
花魁はこう言いました。「さあ抜きなんし」
成立と背景
バレの小ばなしです。同じ題名で内容の異なる話が別にあり、続けて演じられることもあります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

