落語の演目

鉄拐てっかい

滑稽噺名人の細工意地の張り合い

分身の術を使う仙人が見世物として評判を呼ぶが、新たな仙人の登場で人気を落とし、一計を案じる噺。

あらすじ

ある貿易商が毎年欠かさず開く記念の余興は、いつも珍しい出し物で評判を呼んでいた。番頭が珍しいものを探して山を巡ると、息を吐くと自分の分身を生み出せるという仙人に出会い、頼み込んで余興に出演してもらうことになった。

仙人の芸は大評判となり、寄席にも出るようになるが、次第に暮らしぶりが贅沢になり、芸も弟子に任せきりになっていく。すると興行主は今度は瓢箪から馬を出す別の仙人を連れてきて、そちらの人気が高まっていった。

人気が落ちたことに焦った仙人は、ある日、相手の瓢箪から馬を吸い込んでしまう。今度はその馬に自分の分身を乗せて登場させようとするが、うまくいかない。そこで客を自分の腹の中に吸い込んで見物させることにするが、中で酔っ払い同士が喧嘩を始めて大暴れになってしまう。

苦しくなった仙人が客を吐き出すと、酔っ払っていたのは大酒飲みとして知られる二人の人物だったという。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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