俵藤太たわらとうだ
別題: 将門
影武者を見分けて将門を射た俵藤太の顛末を、しゃれで運ぶ地噺。
あらすじ
乱を起こした平将門は、七人の影武者とともに同時に出陣し、敵をさんざん翻弄していました。
討ち手に選ばれた俵藤太は、不動様に願をかけ、本物の将門を教えられます。こめかみを狙って射よとの指示を受けました。
藤太が言われたとおりこめかみを狙って矢を射ると命中し、矢はいったん高く上がってから落ちて、米屋町は大騒ぎとなりました。
こうして将門は討ち取られ、乱は治まりました。
成立と背景
くすぐりを主にした地噺で、決まったサゲを持ちません。赤坂に住んだ柳亭燕路が得意にしていました。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

