落語の演目

たなという字たなというじ

滑稽噺手紙聞き違い八五郎

別題: あて字

羽織を借りた八五郎の置き手紙を、字の読み方で取り違える話。

あらすじ

八五郎に羽織を貸してやりました。何日かたって、留守のあいだに八五郎が来て、置き手紙を残していきます。

読んでみると、借りた羽織をしちに置くよ、と書いてありました。驚いて八五郎の家へ飛んで行き、大事な羽織を質に置くとは何事だと文句を言います。

八五郎は、そういう行き違いが起きないように置き手紙をしたのにと、心外な顔をしました。ふところからその手紙を出して見せると、数字の七に置くよと書いてあります。

ちゃんと七と書いてあるではないかと言うと、「それをしちと読んじゃいけない。七夕さまのたなという字だ」。

成立と背景

字の読めない者を扱う噺の前ふりに使われます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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