追いだきおいだき
別題: 繋馬雷の陣立、将門
雪の日に泊めた六部が実は平将門の子孫で、障子に武者が映る芝居がかりの話。
あらすじ
雪の日に六部が来て、一晩泊めてくれと頼みました。飯たきの権助は、寒いのに追いだきをしなければならないと渋りますが、主人は自分が一食抜いてもいいと言って泊めてやります。
その日は先祖の命日にあたるので、主人は六部に回向を頼みました。六部が位牌を見ると、田原藤太秀郷と記してあります。
ここから芝居がかりになり、六部が自分は平将門の子孫だと明かすと、障子に七騎の武者の影が映りました。主人が、さては将門の妖術を継いだかと身構えます。
そこへ権助がおはちを持って出てきて言いました。「こう影武者がふえては、追いだきをせずばなるまい」。
成立と背景
芝居噺で、平将門が田原藤太に討たれた故事をふまえるため「将門」とも呼ばれます。同じ故事を地噺にした「俵藤太」も別名を「将門」といいます。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

