二本の指にほんのゆび
亡霊になって現れた女房が、まだ足りないと言い出すバレ噺。
あらすじ
亭主にほれぬいて添い遂げた女房が、思いを残したまま先立ちました。未練を断ち切れず、夜な夜な亡霊となって亭主のもとへ現れては、浮気をしていないか気をもみます。
疑い深い女房にほとほと手を焼いた亭主は、これでもう疑いようがないだろうと、自分にとって何より大切な一物を切り落とし、女房に渡してしまいました。
ところが、次の晩もまた女房の亡霊が現れます。「もう浮気のできるはずがないのに、まだ心配なのかい」「まだ心配だよ」「このうえ何がほしいんだ」「あと……指が二本ほしい」
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

