落語の演目

鼠の耳ねずみのみみ

艶笑噺義太夫若旦那

別題: ねずみ

昼寝中の妾に鼠が入り込み、旦那の思いつきで追い出そうとする話。

あらすじ

行儀のよくない妾が、着物の裾を乱したまま昼寝をしていたところへ、ネコから逃げてきた一匹のネズミが、体の大事な部分にまぎれこんでしまいました。

困った妾が旦那に相談すると、旦那は「権助を誘って、権助に身をまかせなさい。そうすればネズミが苦しがって、権助の一物に食いついて出てくるだろう」と入れ知恵します。

言われたとおりに、妾は権助をこっそり寝間へ引き入れて事に及びました。すると案の定、苦しがったネズミが権助の一物に食いついて外へ出てきました。

驚いた権助は「旦那に知れたら大変だから、故郷へ帰って百姓をします」と暇を願い出て、旦那と妾から餞別をもらって国へ帰ります。

故郷に戻った権助は、女房をもらうようすすめられますが、あのネズミの騒動が忘れられず、なかなかその気になれません。あまりにすすめられるので、しぶしぶ祝言をあげますが、初夜になっても「ネズミが食いつきやしないか」とおびえています。

花嫁が「そんなことを言うなら、ご自分の目でお確かめなさい」と言うので、股の間をのぞいてみると、こう口走りました。「あ、いけねえ、耳が出てる」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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