金弥めきんやめ
姫の寝所に忍んだ者が、何を聞かれても同じ返事をするバレ噺。
あらすじ
お姫様が寝室で休んでいると、男の影が見えました。「誰じゃ、そこにいるのは」と尋ねると「金弥めにござりまする」という返事があります。
「誰じゃ、部屋へ入って来たのは」と重ねて尋ねても、金弥は同じように「金弥めにござりまする」とだけ答えながら、お姫様に近づいていきます。
やがて「わらわの下腹部へ変なものを入れたのは誰じゃ」と尋ねられても、金弥の返事は変わりません。「金弥めにござりまする」
お姫様は答えました。「うーん、朝まで抜いてはならん」
成立と背景
金弥にどんな問いにも同じ返事をさせながら話を進めていく趣向のバレばなしで、いまも多くの落語家が場をわきまえて演じています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

