助言じょごん
将棋の口出しをやめない男が、兜をかぶって現れる話。
あらすじ
近所の者たちが将棋を指しているところへ、口出し好きな男がやってきて、そばからさかんに助言をし始めました。
「やめてくれ。今度何か言ったらひっぱたくぞ」と注意されたのに、男はついまた口を出してしまい、頭をひっぱたかれてしまいます。
なぐられた男はぷいと帰っていきましたが、まもなく兜をかぶって戻ってきました。仕返しにきたのかと思い、「先ほどはつい手荒なことをして、どうぞご勘弁を……」と謝ります。
すると男は答えました。「いや、こうしていればいくらぶたれてもだいじょうぶ」
成立と背景
柳家小さんが「碁どろ」などのマクラに使っています。原話は天明三年に出た『軽口夜明烏』上巻に収められている「流石は浪人」です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

