落語の演目

雁首がんくび

艶笑噺親子名前

言葉を直された姫が、煙管の部品にも同じ言い方をする短い話。

あらすじ

ある日のこと、お姫様が縁側にゆったりと腰かけて、キセルでたばこをのんびりとふかしながら、庭に広がるのどかな景色をひとり静かに眺めて時を過ごしていました。おともの局が近くに控えています。

そこへ雁の群れが空を渡っていくのが見えます。お姫様が「局、あれを見や、ガンが通る」と声をかけると、そばに控えていた者が「ガンはカリとおっしゃったほうがよぅございます」と言葉づかいを直しました。

お姫様がキセルを軽くはたいて灰を落とそうとしたところ、雁首の部分が抜け落ちて灰吹きの中へ転がり込みました。お姫様は思わずこう言いました。「コレ、カリ首が落ちた」

成立と背景

この噺は艶笑噺の一つで、男性の体の一部の先端を指す俗な言い方が「カリ首」であることを踏まえた地口です。原話は安永二年に出た『口拍子』に収められている「雁」という一編とされています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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