落語の演目

茶釜の喧嘩ちゃがまのけんか

滑稽噺喧嘩夫婦

別題: 化けろ化けろ

夫婦げんかの仲裁に出た漢学の先生が、酒の飲み方から説き始める話。

あらすじ

酔って帰った熊さんが、翌朝に迎え酒を欲しがったことから、女房と大げんかになりました。家主は、長屋を出るか夫婦別れをするかしろと言い渡します。

熊さんは女房に出て行けと言いますが、女房は仲人に話をつけてくれと言い張りました。熊さんは仲人である横町の漢学の先生のところへ、女房を引き取ってくれと談判に行きます。

先生は、酒の飲み方が下手だと意見し、一升飲んでも二合三合しか飲んでいないような顔ができるよう「化けろ化けろ」と、狐が玉藻前に化けた故事を引いて諭しました。

家へ帰る途中、熊さんは友人の久さんが、臨月の女房と夫婦げんかをしているのに出くわし、仲裁に入ります。先生に聞いた話をうろ覚えのまま伝え、「おまえも化けろ」と言いました。

久さんは「かかあが無精で茶釜をさびだらけにするので小言を言ったのが始まりだ。うちは茶釜のけんかだ」と説明します。

熊さんはこう言いました。「あっ、それじゃおめえのとこのかみさんは、タヌキが化けたのだろう」

成立と背景

「天災」という別の演目によく似た噺で、近年はあまり演じられていません。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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