落語の演目

夢八ゆめはち

滑稽噺死人江戸

別題: 夢見八兵衛、伊勢詣り

空き家の番を頼まれた居眠り好きの男が、吊るされた死体に出くわす話。

あらすじ

八兵衛という男は、寝てはいつも夢ばかり見ている癖がありました。ある日、甚兵衛から空き家の番を頼まれます。夜中に眠り込まないよう、みかん箱を薪でたたいて番をするよう言いつけられました。

そのうちに向こうにつるしてあるむしろが気になり、中をのぞくと天井から人の死体がさかさまにぶら下がっていました。びっくりして逃げようとしますが、外から鍵をかけられていて出られません。

夜がふけると、死体が八兵衛に伊勢音頭を歌えと言い出しました。夢中で歌うと、死体が調子を取って踊り出し、八兵衛の前にどすんと落ちてきます。八兵衛は気を失ってしまいました。

翌朝、甚兵衛に揺り起こされた八兵衛は、寝ぼけたまま口走ります。「あ、歌います歌います、伊勢の……」甚兵衛はこう受け取りました。「ああ、伊勢参りの夢を見ているのか」

成立と背景

上方では五代目松鶴をはじめ多くの演者が得意とし、東京でも故三遊亭百生が演じていました。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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