落語の演目

夢分限ゆめぶげん

滑稽噺番頭奉公人

金が余りすぎた店の番頭が、使い道を探して歩く話。

あらすじ

商いで儲けが続きすぎて、金の使い道に困っていた旦那がいました。番頭に十万円ほどを背負わせて、どこかで使ってくるようにと言いつけて送り出します。

けれど訪れる先々ですでに金が有り余っていて、寄席では逆に木戸銭を渡されそうになります。すりだと疑われて捕まえてみれば、盗んだのではなく袂に金を投げ込んだだけだったということもありました。

番頭も巻き込まれ、投げ込まれた金を始末しろと被害者に迫られて思わず悲鳴を上げると、こう叱られます。「番頭が帳場で居眠りをするのもみっともないのに、大きな声を出すやつがあるか」

番頭は答えました。「ああ、夢でしたか。あんなに金の始末に困ったのは初めてです」「どのくらいあったんだ」「それが見当がつきません」「そりゃおまえ、夢を見りゃあ際限のないもんだ」

成立と背景

「夢屋」は、この噺からヒントを得てできたものと考えられています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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