碓氷の夢うすいのゆめ
別題: 奇夢
峠道で駕籠に乗った二人が、手厚いもてなしを受ける夢を見る話。
あらすじ
中山道松井田の宿に泊まった八と熊が、翌朝宿を発ち、碓氷峠の新しい道へさしかかったところ、後ろから駕籠が来て、ただで上田まで運ぶから乗ってほしいと言います。
乗ってみると山の中へ連れて行かれました。大きな岩窟の中に美しい女が大勢いて、たいへんなもてなしを受けます。
ごちそうになったうえ立派な布団に寝かせてもらい、翌朝は着物をたくさん着せられ、金も持たされました。ところが重くて動けなくなり、よろけて崖下へ落ちます。
そこで目が覚めました。「なんだ夢か。金があるより不自由のほうがよほど楽だ」。
成立と背景
初代三遊亭円左は「奇夢」と題して演じました。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

