浦島屋うらしまや
別題: 水中の玉
ガラスの球で海に潜った二人が竜宮に招かれ、戻ると五十年たっている話。
あらすじ
横浜のべっ甲商、浦島太左衛門の息子の太郎は、人のやらない遊びを好み、ガラス製の球に入って水中を旅することを思い立ちました。
仲間の船八と二人、安芸の宮島のあたりから海へ沈みます。海の中の景色に見入っているうちに竜神が現れ、球ごと二人を竜宮へ導きました。
乙姫のもてなしを受け、玉手箱をもらいましたが、二人は途中で逃げ出します。逃げる途中で玉手箱を落とし、そのとたんに髪が白く変わったので、追手は二人と気づかず行き過ぎてしまいました。
亀に乗って日本へ帰ってみると、すでに五十年がたち、息子には子供までできています。「無事に帰ったのも年の功だ」「なに、亀の甲で帰ったのだ」。
成立と背景
三代目三遊亭円遊はこの噺を「水中の玉」と題して演じましたが、「水中の玉」には同じ名の別の噺もあります。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

