落語の演目

うらむきうらむき

滑稽噺小僧医者

別題: 按岸小僧、裏向下女、裏向丁稚

「表向き」と言われた小僧が、医者の前でその言葉どおりに受け答えする話。

あらすじ

小僧の定吉が旦那の肩をもみながら、あれこれ減らず口をたたきます。あきれた旦那が、肩はもういいから横丁の医者へ行ってお喜代の薬を取ってこいと言いつけました。

定吉は、お喜代は下女だ、下女の使いに行くのは気が利かないと渋ります。旦那が、お喜代は下女だがそれは表向きのことだと言うと、定吉は、では裏向きは何かと聞き返しました。旦那はぐずぐず言わずに行けと追い出します。

医者の家で定吉が薬を取りに来たと言うと、医者はお喜代の通じはどうかと尋ねました。分からないでいると、医者は言い直します。「裏向きはどうです」。

「裏向きは存じませんが、表向きは下女です」。

成立と背景

通じのことを裏向きといいます。前半は「猫と金魚」などと同じく小僧の減らず口で運びます。上方では「裏向下女」「裏向丁稚」と題します。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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