鰻のかざうなぎのかざ
匂いをおかずに飯を食う男に、鰻屋が代金を請求する話。
あらすじ
けちな男が、隣の鰻屋から流れてくる匂いを嗅いでは、それをおかずにして飯を食っていました。
鰻屋は腹に据えかね、勘定書を持って乗り込みます。借りた覚えはないと言われると、蒲焼の嗅ぎ代が八百文だと言い張りました。
男はそうかと応じ、払ってやるから待っていろと言って、鰻屋の耳もとで財布を振って銭の音を立て、「音だけでよかろう」。
成立と背景
原話は安永二年に上方で出た『軽口大黒柱』巻三の「独弁当」ですが、今の形に近いのは安永九年に江戸で出た『大きに御世話』の「蒲焼」のほうです。
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- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

