浮世風呂うきょぶろ
湯屋で都々逸や義太夫をうなる客たちのようすを、次々と写していく話。
あらすじ
湯屋の湯船で、都々逸や義太夫をうなっている客たちを次々に写していく噺です。若い者が都々逸に浮かれて体を洗っているので、湯がはねると苦情が出ますが、当人は気にもかけません。
こちらでは義太夫の口調で酒屋の段を語っている者がいます。そのうちに熱い湯が出てきて、今出るとむこうずねを蹴飛ばすぞとやりとりになりました。
それでも当人は、私も好きな道なればと言って語り続けます。
年越しの晩の場では、番頭が一升枡に水を入れ、厄払いの節に乗せて言いました。「あらめでたいなめでたいな、背中洗いましょうあか落とし」。
成立と背景
三遊派は義太夫の文句で、柳派は厄払いで落としていました。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

