落語の演目

浮かれ三番うかれさんば

滑稽噺稽古小僧

常磐津の稽古の音につられて、家じゅうの者が仕事の手を止めて浮かれ出す話。

あらすじ

娘に踊りを習わせている両親は、おさらいの帰り道でも拍子を取るほど夢中になっています。ある日、食事の最中に裏の常磐津の師匠が三番叟の稽古を始めました。

両親は箸と茶碗で拍子を取り出します。台所では女中が米をとぎながら浮かれ出しました。

それを見た植木屋がつられて手を動かし、松を丸坊主にしてしまいます。屋根屋がそれを見て浮かれ、屋根板をたたき出しました。離れでは左官が床柱を塗り込めてしまいます。

手斧をかけていた大工が気づくと、家じゅうの者が拍子を取っています。おい小僧、木っ端を拾えと言いつけると、小僧が拍子のまま「いやあ」。

成立と背景

一人の浮かれが次々に伝わっていくところを見せる噺です。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ