落語の演目

浮かれ小僧うかれこぞう

滑稽噺若旦那小僧

若旦那の居所を知る小僧が、小遣いにつられて調子よくしゃべりだす話。

あらすじ

若旦那の作次郎が一週間も家に帰らないので、大旦那は心配して、事情を知っていそうな小僧の定吉に問いただします。ところが定吉は理屈ばかり並べて、存じませんの一点張りです。

そこで大旦那は策を巡らし、作次郎から、家を空けているのには深いわけがあってそれは定吉が知っているので、小遣いを一円やって聞いてくれと言われている、と持ちかけました。

定吉はつられて、そもそも事件の発端はと浮かれた調子で語り出し、作次郎が芸者を囲っているという中身まで口に出してしまいました。大旦那が、これから迎えをやると言って一円をしまい込んだので、定吉は不平を言いました。

大旦那が、これはおまえをしゃべらせるためのおとりだと明かすと、定吉はそんなことだろうと思って口から出まかせを言ったのだと返します。本当のことを言えと迫られ、一円をもらった定吉が言いました。「いまいったのが、みんなほんとでございます」。

成立と背景

「おせつ徳三郎」の上によく似ていますが、六代目三遊亭円生もこの噺は聞いたことがないと述べています。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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