つんぼの川渡りつんぼのかわわたり
別題: 川越しのつんぽ
川の深さを尋ねた男が、耳を指す仕草を水位と取り違える話。
あらすじ
川を渡ろうとした男が、水がどれくらい深いのかわからず困っていました。向こう岸にいた男に向かって「川は浅いか深いか」と大声で尋ねます。
何度呼びかけても返事がないので不審に思っていると、向こう岸の男は耳が遠くて聞こえないらしく、自分の耳を指さすしぐさをしました。
それを見た男は、川の深さを教えられたと勘違いしてこう言いました。「耳まであるのか。それじゃ渡れない」
成立と背景
小ばなしで、原話は、安永二年に江戸で出た『俗談口拍子』に収められている「つんぼう」です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

