トンボとりとんぼとり
別題: ゃんま釣り
友達の母親にいたずらをした子供が、家で母親に叱られる話。
あらすじ
子供がとりもちを竿の先につけてトンボを捕りに行こうと、友達を誘いに行きます。友達の母親はちょうど昼寝をしており、夏の暑いときなので、前をはだけたまま眠り込んでいました。
子供はふとしたいたずら心を起こし、とりもちを急所にそっと付けて引っ張ります。驚いた母親は「痛いッ」と飛び起きるなり、子供をたたきました。
子供は痛みをこらえながら泣いて家に帰ります。様子を見て心配した母親にどうしたのだと問いただされ、正直にわけを話しました。
母親はこう言って子供をたしなめました。「なんでそんなことをするんだい。おとといはイヌにかまれ、きのうはネコに引っかかれ、もう獣にさわるなと言ってあったじゃないか」
成立と背景
艶笑噺の一つで、東京とは違う地域である上方では、「やんま釣り」という題に変えて演じられています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

