落語の演目

探偵うどんたんていうどん

滑稽噺新作落語喧嘩

別題: 非常線

すりの非常線の中で、うどん屋と刑事が互いを疑い合う話。

あらすじ

深川の交番に、二十二、三の商人風の男が、二百円を盗まれたと届け出ました。日本橋横山町の袋物屋、近源の奉公人で、集金の帰りに体当たりされて金を抜き取られたといいます。

警察はただちに深川一帯に非常線を張りました。

そのころ、高橋のたもとでなべやきうどんを売っていた男は、寒さで商売にならず、店じまいをしようとしていました。そこへ一人の男が現れ、着ている物をそっくり貸してほしいと言います。

けんか相手が十数人もいるので姿を変えたいのだという申し出を、うどん屋はいったん断りますが、男は強引に着物を交換してしまいました。

高橋から森下を経て弥勒寺橋を渡り、川べりの人けのない場所まで来ると、男は着物を返し、実は自分は泥棒なのだと明かします。五円を渡そうとしましたが、うどん屋は受け取りません。

なおも渡そうとする男に、うどん屋はそれならうどんを食べてくれと言いました。男はうどんが嫌いだと拒みますが、うどん屋はどうしても食べさせようと男の胸倉をつかみます。

「なにをするんだ」と叫ぶ男に、うどん屋はこう言いました。「おれは刑事だ」男は言いました。「あっ、とうとう一杯食わせやがった」

成立と背景

明治時代の新作で、仮名垣魯文の作といわれます。故三代目小円朝が高座にかけていました。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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