落語の演目

試し斬りためしぎり

滑稽噺江戸の小噺が原話武士

橋のたもとで試し斬りをした侍たちが、相手に気づかれていた話。

あらすじ

刀屋で三百文の安い刀を買った田舎侍が、夜に橋のたもとへさしかかると、欄干の真ん中でこもをかぶった非人が寝ているのを見つけました。

買ったばかりの刀の斬れ味を試そうと斬りつけると、確かな手ごたえがありました。侍は旅宿に戻り、この話を連れの侍に自慢げに語ります。

話を聞いた連れの侍も、自分の刀で試してみたいと言い出し、翌晩、同じ橋まで出かけました。そこにも、こもをかぶった非人が寝ています。

「昨夜も仲間が斬られたのを知らぬとは愚かなことだ」とひとりごちながら斬りつけると、こちらもやはり確かな手ごたえがありました。

立ち去ろうとしたところ、非人がこもをぱっとはねのけて、こう言いました。「誰だ。毎晩毎晩おれをなぐりに来るやつは」

成立と背景

二人の侍が、それぞれ買ったばかりの刀を自慢し合い、めいめい自分の刀で試し斬りをする型もあります。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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