太陽たいよう
別題: お日いさんの宿
日を拝めと言われた与太郎が、日の行方を追って西へ走り続ける話。
あらすじ
間の抜けたことばかりしている与太郎が、信心をするよう勧められました。中でも太陽を拝むのが一番よいと教えられ、朝早くから起きて日の出を拝むようになります。
朝日がどんどん高く昇っていくのを見て、与太郎はいったいどこまで行くのか見届けたくなり、弁当を持って太陽を追いかけ西へ西へと歩き出しました。
歩いても歩いても追いつかないうちに日が暮れてしまいますが、与太郎はあきらめません。「なんでもかまわない。追っかけろ」と、夜通し西へ向かって走り続けました。
やがて夜が明け、うしろから真っ赤な朝日が昇ってくるのに気づいた与太郎は言いました。「あっ、行き過ぎてしまった」
成立と背景
上方では「お日いさんの宿」と呼ばれます。原話は寛政十年に出た本に載る「愚人追日」という話です。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

