粗忽の火事そこつのかじ
火事を知らせに来た男が、半鐘に頭を突っ込んでしまう話。
あらすじ
そそっかしい男が、別のそそっかしい知り合いのところへ駆け込んできて「大変だ、大変だ」と繰り返します。
よく聞いてみるとどうやら火事らしいとわかり、「火事みてえだな」と応じると、相手は苛立って「だから何かをたたかなくちゃいけねえんだよ」と急かします。
「太鼓じゃなく」と言われて「木魚か」と聞き返すと、「木魚じゃねえ、半鐘だ、半鐘、早く上がってたたけ」と怒鳴られました。
言われるまま上がっていった男は、あたりを見回して言いました。「真っ暗で見えねえ」。よく見ると、自分の首を半鐘の中へ突っ込んでいたのでした。
成立と背景
粗忽者を主人公にした噺のマクラとして、よく使われます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
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- 歴史的音源(れきおん)
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- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

