落語の演目

蕎麦の羽織そばのはおり

滑稽噺食べ物親子

別題: そば清、羽織の蕎麦

食べ物を溶かす草をなめて蕎麦の大食いに挑んだ男が、消えてしまう話。

あらすじ

清兵衛という旅商人が、信州からの帰り道、山中でうわばみが人を呑み込むところに出くわしました。腹が膨れたうわばみが、岩陰に生えていた赤い葉の草をなめると、みるみる腹が小さくなっていきます。

これは物を溶かす草に違いないと考えた清兵衛は、その草を摘んで持ち帰りました。そば好きの清兵衛は、友人たちの前でそばを五十杯食べてみせると豪語し、賭けをすることになります。

十杯までは勢いよく平らげたものの、そこから先はどうしても腹に入りません。清兵衛はこっそり障子の外へ出て、誰にも見られないところで例の草をなめました。

しばらくして中があまりに静かなので様子を見に行くと、清兵衛の姿はどこにもなく、脱いだそばの残りが羽織をまとって残っているだけでした。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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