正月丁稚しょうがつでっち
縁起でもないことばかり言う丁稚に、店じゅうが厄払いで対抗する話。
あらすじ
めでたいはずの正月だというのに、丁稚が縁起でもないことばかり口にするので、縁起をかつぐ旦那はすっかりいらだっていました。
旦那がすっかり不機嫌になってしまったので、番頭をはじめ奉公人たちが「あら、めでたいな、めでたいな」と厄払いの文句になぞらえて、次々に縁起直しをします。
旦那の機嫌がだんだんなおってきたところに、さきほど縁起でもないことを言っていた丁稚が、こんどはふとんを持って現れました。
丁稚は言いました。「夜具(厄)払いましょう」
成立と背景
東京で「正月丁稚」というと別の演目「かつぎや」を指しますが、大阪でのこの噺は「かつぎや」と厄払いの趣向を組み合わせたような内容になっています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

