落語の演目

素人芝居しろうとしばい

滑稽噺若旦那与太郎

素人の忠臣蔵が段ごとに失敗を重ね、しまいに節が変わってしまう話。

あらすじ

素人ばかりで芝居の一座を組もうということになりました。以前忠臣蔵に挑んだときは、兜改めの場面で肝心の兜を踏みつぶしてしまいます。

二段目では、隠居のもとへ松を借りに行かせた与太郎が、松ではなくサボテンを借りてきてしまいました。三段目では判官役の建具屋の半公が、師直役の若旦那の頭を突いて鼻血を出させてしまいます。

四段目では出番を間違えたイノシシ役が由良助の前に座り込んでしまい、五段目では勘平をやりたがる者が殺到して三十六人もの勘平が「捧げつつ」とそろって出てくる始末でした。

あまりにへまばかり続くので、今度は先代萩をやることになり、くじ引きで役を決めます。荒獅子男之助の役に当たったのは下男の久蔵でした。

久蔵がせりふを言っているうちに調子が外れて八木節になってしまい、「なんだ久蔵、男之助は忠義の武士だ」と咎められると、久蔵は答えました。「いやあ、八木節だ」

成立と背景

初代柳家三語楼の門下で、のちの古今亭志ん好にあたる人物から、三遊亭円之助へと伝えられた噺です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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