風茶屋しらみぢゃや
茶屋の座敷でこっそり虱を配り、皆がかゆがるのを眺める話。
あらすじ
いたずら好きの旦那が、乞食からガラス瓶いっぱいのシラミを買い求め、それをたもとに忍ばせて茶屋へ遊びに出かけました。
旦那は芸者や幇間を大勢呼び集め、「きょうはお前たちの運勢を占ってやる。私のやり方は少し変わっていて、えり元で見るのだ」と言って一列に並ばせます。
旦那は一同の後ろに回り、えり元からシラミを二、三匹ずつ忍び込ませました。酒盛りが始まるとシラミが動き出し、みんなかゆくてどうしようもなくなりますが、旦那はおもしろがってわざと誰も立たせません。
遅れてやってきた幇間が「旦那いけません。袖からシラミがぞろぞろはい出していますよ」と告げると、旦那は答えました。「えっ、しまった。瓶のふたを忘れた」
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

