落語の演目

始末の金槌しまつのかなづち

滑稽噺小僧若旦那

金槌を借りられなかった小僧に、けちな主人が同じことを言う話。

あらすじ

けちな旦那が小僧に、隣の家へ行って金槌を借りてくるよう言いつけました。

小僧はほどなく戻ってきて、貸してもらえなかったと報告します。

わけを尋ねると、小僧は「金の釘を打つのか木の釘を打つのか聞かれたので、金の釘だと答えたら、金と金とがぶつかると金槌がへるからだめだといわれました」と答えました。

旦那は「へえ、しみったれた野郎だ。じゃあうちのを出して使え」といいました。

成立と背景

けちを扱った噺のまくらに使われます。「始末」は大阪の方言で倹約を意味します。原話は宝永五年に上方で出た「当世福禄寿」に収められている「我が物ありながら人の物借りにやる人」です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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